俺は君の…
放課後、愛梨のクラスへ行くと……いた、愛梨だ。
声を掛けようと思った時に、目に映る、愛梨と話をしてる男。
昼休みの、あいつだ。

「っ………」

なんだか声を掛けられない。
また、胸がムカムカしてきた。


「あの…、春日部君?愛梨に用事ですか?」
知らない女の子に声を掛けられる。

「あぁ…うん。呼んでもらえる?」

その子が愛梨を呼びに行く。

愛梨はその子が呼ぶまであいつとの話に夢中だったらしく、全くこちらに気付かない。

やがてさっきの女の子に呼ばれて愛梨がやっとこちらに気付く。
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