俺は君の…
ならしょうがないか。

「待ってようか?」

「でも、悪いし…」
「駅までなら俺が送って行けるから、大丈夫だよ?」

「聡。」

また、お前かよ…。

「あのね、大輝君。この人大澤聡っていって、同じ図書委員なの。係の時はいつも送ってくれるし、今日もそうしてもらうから…。」

こいつと、一緒?
何だかやけに仲いいんだな。

「…あぁ、わかった。」

なんか、すっげームカつくけど、そう答えた。

「じゃ、愛梨早く行くぞ?」

「うん…。大輝君、ごめんね?また明日ね。」

愛梨がそういってあいつと一緒に去って行くのをただボーッとみていた。
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