俺は君の…
結局、することもないし図書室で本を読んで過ごした。

「大輝君、本も読むんだね!」

なんて愛梨は妙に感心していたが。
時折、二人で仲良さそうに話す愛梨とあの男をみてイライラしたけど。





そして、帰り道。
『過保護な彼氏だな(笑)』なんてあいつ、聡とかいうやつに嫌味混じりに言われもしたが、とりあえず愛梨を連れ出すことに成功。


「なんだか今日、大輝君いつもと違う。どうしたの?」

「…いや。」

ほんとはわかってるんだ。
さっき、愛梨を助けたあいつをみて、俺はあいつに醜い位嫉妬してたんだって。
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