俺は君の…
愛梨を助けるのは、いつだって俺がいい。
愛梨にはいつでもそばにいて欲しい。
ほんとは、もうクラスが違うことにだってもどかしさを感じる。




俺がこんな、嫉妬なんてする男だったなんて。
こんな感情、初めてだった。
今まで、こんなに女の子に夢中になったことなかったから。



「大輝君?」

「…え?……。」

「…やっぱり、今日のこと怒ってる?」

愛梨がまた泣きそうな顔をする。

「怒ってない。」

そう怒ってるわけではない。ただ…

「聡って奴と、随分仲いいんだな、って。」

愛梨がキョトンとした顔してる。
そして…

「えっと…もしかして、ヤキモチやいてくれた…とか?」
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