俺は君の…
周りにチラチラみられ、かなり恥ずかしかったが、何とか保健室まで辿り着いた。

「あれ、先生いないし。まぁいいや。俺怪我の手当てぐらい出来るし。」

「あ、自分でやる…」
「いいよ。部活でなれてるし。怪我してるんだからじっとしてて。」

救急箱をもってきて彼女の手当てをしようと足をよくみると、さっきの傷以外にも青痣や擦り傷なんかが多数あった。
…ほんとになれてんだな(汗)

「お前…どれだけドジなんだよ。」

「う、ごめんなさい。」

「女の子なんだからさ、あんま傷はつくるなよ。」

「…はい。」



彼女は泣きそうになってた。
それをみて…可愛いなって思った。

俺が、守ってやりたい…

「助けてやるよ。」

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