俺は君の…
「だいき~!」

だから…走るなって。

「そんな走ったら危ないから。愛梨。」

「大丈夫!最近転ばないようになってきたし。それより、ごめんね?またドジしちゃって…。」

また、潤んだ目で俺をみないで欲しい…。

「…気にしてないよ。ほら行くぞ。」

そう言って愛梨の手を握った。



愛梨はずるい。
いつだって俺の心を掻き乱す。
お前のどんな姿も愛しいと思う。


なぁ、お前への気持ちを、俺は素直に伝えられてるかな?

お前にちゃんと伝わってる…?
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