俺は君の…
ベンチに座ってジュース飲みながら、急にそんなことを愛梨が真剣に言う。



「(笑)なに、急に?俺ちゃんとそばにいるじゃん。」

「…今が幸せだから、このままずっと一緒にいられるのかな、って。」

こいつは、心配性だな。

「愛梨。」

呼んで、肩に手を置く。

「俺はお前を助けなきゃなんねぇだろ?助けるためにはそばにいなきゃなんねぇんだから、手の届かないとこになんて行かないって。」

「…うん。」

「俺を信じられる?」

「うん。信じてるよ。」

「よし!」

頭を撫でた。
寂しがり屋で、ドジで、ちょっとわがままな俺の彼女。

そばにいたいのは、俺の方なんだ。





< 62 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop