俺は君の…

君だけのヒーロー

―君の力になろう。
もう傷つかなくていいように。
君を、守ろう。―





そう、決めたんだけど。
「ほんと、何やってんだか。」

傷だらけの愛梨をほっとけなくて。
気がついたら、助けてやる、なんて言っちゃってて。

「ま、やるしかないかぁ。」

なんか、ほっとけないしな。



特別な感情があるわけじゃない。
会ったばかりだし…。
でもまぁとにかく、約束したしな…。




しっかし、助けてやるなんて言って、ほんとに大丈夫なのか…?



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