俺は君の…





何だか、ずっと沈黙。
やっと戻ってきて、『帰ろうか』と大輝に言われて頷いた。

それから、大輝はずっと黙っている。

私が話しかけても、聞こえてないみたいで。


どうかしたのかな?




「大輝!?どうしたの?」

大声で尋ねてみる。

「え?…あ、ごめんな、愛梨。ボーッとしてた。」

「なにかあったの?」

大輝は苦々しく笑う。

「何でもない!考え事してただけ!」

「…そう?」

何かあること位バレバレなのに。
私は大輝に無理矢理聞こうとは思わない。

大切な事なら、いつか話してくれるよね?
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