俺は君の…



「…大輝?」

「ん?」

「あの……。ううん…やっぱりなんでもない。」

?愛梨の様子がおかしい。



…あ、もしかして俺また考え込んでたかな?
愛梨に心配かけないようにしてるのに。
これじゃ、駄目だよな。




「そういえばさ、学校、決めたのか?」

「え?」

「料理の専門学校。どこ行くか。」

「もう。前にいったじゃない。一応決めてた。でも………………福岡にも、料理の学校あるかな?」

一瞬、背筋が凍るような思いだった。

「!?な、なんで……。」

「………前、大輝の部活終わるの待ってたら、サッカー部の人達が話してるの聞こえた。」
< 85 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop