零~ZERO~
2人でメールをしている途中、プツリと詞音からの返信が無くなった。
私は、意地悪な事を書いた覚えは全くない。
喧嘩もしていない。
詞音に何か起きたのでは…。本気でそう思った。
またやられた…?
詞音は、逃げる癖がある。
土日に家に行ったら彼は絶対居ない。
2日前、海岸で、
『休みの日は何してたの?』
と気いたら、
『此処(海岸)で、ぼんやり海を眺めたり、寝てたりしてた。』
『私を、避けてたの?』
『そうかもしれない…。』
そう言っていたから。
だから私は、自分の仕事が終わってからすぐ、詞音の家へ向かった。
もう何度目だろう…。
こうして詞音の家へ行くのは…。
これ以上、佳嘉に迷惑もかけられない。
1人で行った。
詞音は、まだ仕事から帰っていなかった。生きてはいるようだ。
おばあさんが、辛そうに玄関に座り込んで、私って嫌な奴…。と思いながら、詞音が帰ってくるまで、玄関で、おばあさんと話しを始めた。
おばあさんは、
『あの子は、母親に抱かれた事が数える程しか無くてね…。
私なんかと暮らしたら、(私の)ご両親も嫌がるでしょう?
あなた、キレイな人だから、他に良い人見つかるわよ…。』
などと言われた。
この前は、"ヨリ戻したら?"と聞いていたが、遠まわしに嫌われていると思った。
何度も何度も、家にお邪魔して、当然なのかな…。
詞音が帰って来た。
私は、意地悪な事を書いた覚えは全くない。
喧嘩もしていない。
詞音に何か起きたのでは…。本気でそう思った。
またやられた…?
詞音は、逃げる癖がある。
土日に家に行ったら彼は絶対居ない。
2日前、海岸で、
『休みの日は何してたの?』
と気いたら、
『此処(海岸)で、ぼんやり海を眺めたり、寝てたりしてた。』
『私を、避けてたの?』
『そうかもしれない…。』
そう言っていたから。
だから私は、自分の仕事が終わってからすぐ、詞音の家へ向かった。
もう何度目だろう…。
こうして詞音の家へ行くのは…。
これ以上、佳嘉に迷惑もかけられない。
1人で行った。
詞音は、まだ仕事から帰っていなかった。生きてはいるようだ。
おばあさんが、辛そうに玄関に座り込んで、私って嫌な奴…。と思いながら、詞音が帰ってくるまで、玄関で、おばあさんと話しを始めた。
おばあさんは、
『あの子は、母親に抱かれた事が数える程しか無くてね…。
私なんかと暮らしたら、(私の)ご両親も嫌がるでしょう?
あなた、キレイな人だから、他に良い人見つかるわよ…。』
などと言われた。
この前は、"ヨリ戻したら?"と聞いていたが、遠まわしに嫌われていると思った。
何度も何度も、家にお邪魔して、当然なのかな…。
詞音が帰って来た。