Believe~奇跡の鼓動~


「先生、じゃあ俺、もう教室に行きます。」

ハルくんがソファーから立ち上がった。


「ん?ああ。じゃあ、明日から見学という事でいいんだな。」

「はい。今日は一度顔出しだけします。
神埼、行こう。」


「え!?あ、うん。」


あたしは大和先生にかるくアカンベェすると、くっくっと笑う先生に背を向け、慌ててハルくんのあとに続いた。



< 161 / 226 >

この作品をシェア

pagetop