Believe~奇跡の鼓動~



「…………かり!あかり!ちょっと止まりなさい!」


花菜の声にはっとして足を止めると、あたしは思わずその場にへたりこんだ。
夢中でここまで走ってきたあたしの足は、とうに限界を超えていたみたいだ。




「はぁっ、はあっ、もう!」


花菜は息を切らせながらも、あたしを支えて立ち上がらせると、目の前にあった喫茶店へと向かった。



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