ねぇ、センセイ。
拒絶
もう夕方だ。
今日は先生とお店に帰る事になっている。
先生には強引に決められた感のある、このデート。
あの日。
先生は、私をちゃんと佐知子チャンのもとに送り届けると律儀に言い張っていた。
今思い返せば、
もうそこからして、デートじゃなかったのかも知れない。
スタートからダメだったの?
イヤ違う。
スタートさえしてなかったんだね。