ねぇ、センセイ。
「ねぇ、センセイ。
私、生徒から彼女に昇格出来た?」
「彼女じゃないよ。オレの婚約者だ」
"恥ずかしいな"
先生はふっと呟くと、私をぎゅっと強く抱きしめた。
私はその腕の中に、幸せを感じていた。
どちらからともなく。
キスを始める。
今までの思いを全部込めて。
長い長い、
キスは止まらない。
私たちの気持ちのように。
「愛してる」
「私も」
夜のひっそりとした公園の噴水の側で
私たちは未来を誓った。
end