俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~
話を要約すると。
先生は高校生の時からずっと由梨さんが好きだった。でも、水樹さんと由梨さんの3人の関係を壊したくなくて、先生は由梨さんへの想いをずっと抑えていた。
水樹さんは、そんな先生の気持ちに気付きながらも、由梨さんに恋心を抱いていた。
そんな日々を送っていたある日、先生が体調を崩してしまい、元々3人で遊ぶ予定だったものが、水樹さんと由梨さんの2人になってしまった。
先生を置いて由梨さんと遊ぶことに抵抗がありながらも、その時間を楽しんでいると、まさかの由梨さんからの告白があって。
水樹さんは、苦しんだ。
もちろん、水樹さんは由梨さんのことが好きだったから、告白されたことは飛び上がるくらいに嬉しかった。
だけど……先生のことを考えると、すぐにはうんとは言えなくて。
「俺は、返事を保留にして、朔夜に告白されたことを正直に打ち明けた。朔夜に秘密にしてコソコソ付き合うのは、絶対に嫌だったから」
「水樹さん……」
「だけどさ、お人好しな朔夜は言ったんだよ。“お前たちの幸せ、俺が一番願ってるから”って……」
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