戦闘カーニバル

そんなことより私は機関銃と双眼鏡をテントの中に放り込んだ。
そしてお昼にいっしょにつくっておいた怪物の肉を良く煮込んだものを出して焼く準備をし始めることにした。

「あ…カイト、夕飯はできてるからそこの今日拾ってきたベンチにももんがと座ってて」

「ももんがじゃない!ジャダックだ」

子供みたいに騒いでいうジャダックに私ははいはいと軽く促し、肉を焼き始めた。

基本的に怪物たちは夜行動はしないのだ。夜はぐっすりと寝ている。早朝とともに怪物たちは動き出す。

「旨そうな匂いだな」

カイトはベンチにジャダックを座らせ、そのとなりに座ってそう言った。

< 17 / 73 >

この作品をシェア

pagetop