戦闘カーニバル
バアァンッ!
次に出た弾はきっと一番強力なものであろう。見事に怪物に命中し、黒い血を流しながら床に倒れた。
カコン、と何かが怪物、パミの口から何かが落ちた。
恐る恐る近づいてパミの口から落ちた物を拾った。
それはこの世の物とは言えないほどに美しく輝いている日本という国の生き物、鳳凰という鳥の型をした赤い宝石であった。
「綺麗…」
「それ、ラフォーレの亡骸の一部ですよ」
聞き覚えのある声が天井から聞こえた。
まさかと思い、声が聞こえた天井に目をやった。
しかし薄暗くてよく見えなく、光を天井に当てた。
だが、なにも居ない。