戦闘カーニバル
「相変わらず生意気ですね、気にくわないものです」
まだ一度しか会ってないのに相変わらず生意気ですね、気にくわないものですって言われたって私は困る…。
と思いつつキルザの言葉に耳を向けた。
「私達神はたくさん居ますが、私を含めて上級神は四人です。四人を倒せばこの戦闘カーニバルは終わります…」
「至ってシンプルだね…なら、さっさと倒してやるわよ」
「いつになく強気ですね。クスクス…」
「まあね」
「しかしそう簡単に私達が現れるわけでもないので」
そんなの、わかってる。だから見つけて倒せばいいじゃない。
「それでは」
「………」
私は黙ったままその場に座り込み、ラフォーレの一部の赤い宝石をギュッと握りしめた。