闇夜のレクイエム
「なんだね?君は」



ガディス公はあたしを睨む






「覚えておりませんか?」





あたしはそう言って笑う







「知らん
だからなんだね」





あたしは右腕の
包帯を解く








あたしの焼き印を見た
ガディス公は青ざめた








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