闇夜のレクイエム


「俺はジュナ以外
考えられないから」


そう言ってナルは
寂しげに笑った



もしかしたらあと
何十年も待たなきゃ
いけないかもしれない



あるいは…俺は
生きていないかもしれない



それでも……





「…ジュナはまだ
あそこで眠ってるのか?」



ロイの言葉に
ナルは頷く





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