闇夜のレクイエム

ナルは腕を押さえて
震えるジュナを抱きしめる


「大丈夫だ………
今ジュナは一人じゃ
無いから…」


大丈夫……
そう言ってジュナを
抱きしめる



「不思議……
さっきまであんなに
恐かったのに…

今は安心してるの」



人の温もりは
こんなに温かかったかしら



「……大丈夫……
ジュナが寝れないなら
俺も起きてるから」


ナルは優しく笑った






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