闇夜のレクイエム


「あたしはっ!!
…誰の道具でも無いわ!!」



力の緩んだナルの手を払い
ジュナは部屋を飛び出した



「ジュナ!!!」


ナルに名前を呼ばれたけど
振り返らなかった





もう…嫌……
どうしてあたしは…
普通の人間じゃないのよ




あたしはこの世界で
一人ぼっちだわ







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