闇夜のレクイエム


「………はぁっ……はぁっ」



ジュナは荒れる息を
整えて紙を見つめる





「………うっ…ぐすっ…
どうすればいいのよ……」


あたし……
嫌よ……
知らない人間に
利用されるなんて…




利用されるなら…
ナルが良い……




「………………」



ジュナは紙を
じっと見つめた





行きたく無い…
あたし……



ナルの隣に居たい…




でも……
あなたはあたしなんか
物としか思って無いわよね?



それがこんなに
辛いなんて……





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