闇夜のレクイエム


「だが………」


国王は不安げに
扉を見つめる




「あなた達は家族だわ
何があっても共有すべきよ

理由も分からずに
実の父に戦に出される
ロイの気持ち…
考えて下さい」



きっと不安だったわ…
これでは家族に
溝が出来ちゃうから…




「………そうか……
すまないね…
何から何まで…

そなたには助けられる」



そう言って国王は笑った




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