神様は気になさらない(KK2)
「ええ。知っています。子供の頃は身体が弱かったので、実際にしたことはありませんが」
「そっか。単純やけど、飽きない遊びや。……遊びならな」
「チャーリー」
「みんな、本当は鬼になんかなりたくないんや。
鬼に捕まえられて、仕方なく、鬼になる。
俺はそう思うんやけど、なかには、鬼になって相手を捕まえることに、夢中になる奴もいるんやな。
どんな手を使っても、何回失敗しても、そういう奴は懲りんのやろな」
チャーリーの言葉が、まるで自分たち教会側と、チャーリーのことを言われているように感じる。
初めて。
ルイは、チャーリーがすべてを知っているのかもしれない、と、気付いた。
知ってて、ルイを、泳がせている。
考えてみれば、こんなに簡単にチャーリーと懇意になれたことのほうが、不自然だ。
「チャーリーは、そんな鬼は、憎いでしょうね」
ルイの言葉に。
チャーリーが、少し、目を見開く。
自分でも、きわどい会話をしていると、思う。
それでも。
なかったことには、できない。
ここで話をそらすことは、チャーリーを裏切り、悲しませることになってしまう。
「そっか。単純やけど、飽きない遊びや。……遊びならな」
「チャーリー」
「みんな、本当は鬼になんかなりたくないんや。
鬼に捕まえられて、仕方なく、鬼になる。
俺はそう思うんやけど、なかには、鬼になって相手を捕まえることに、夢中になる奴もいるんやな。
どんな手を使っても、何回失敗しても、そういう奴は懲りんのやろな」
チャーリーの言葉が、まるで自分たち教会側と、チャーリーのことを言われているように感じる。
初めて。
ルイは、チャーリーがすべてを知っているのかもしれない、と、気付いた。
知ってて、ルイを、泳がせている。
考えてみれば、こんなに簡単にチャーリーと懇意になれたことのほうが、不自然だ。
「チャーリーは、そんな鬼は、憎いでしょうね」
ルイの言葉に。
チャーリーが、少し、目を見開く。
自分でも、きわどい会話をしていると、思う。
それでも。
なかったことには、できない。
ここで話をそらすことは、チャーリーを裏切り、悲しませることになってしまう。