【短】始まりは2月14日
美紗からすべてを聞いた咲の目から涙が溢れた。
大好きだったりょうに対する悲しい思い、悔しい思い。。。
美紗への感謝の気持ちもあって、複雑な心情が絡まり合う。
「みさぁ、、、」
泣きついたあたしを美紗がなだめる。
「おまえ大丈夫かょ?」
突然した声は「げ…。」あたしの涙をとめちゃって……。
「大輔いたのかょ。」
美紗の声がした。
「盗み聞きとかまじありえないし。大輔悪趣味ぃ。」
美紗が大輔を罵る。
「だって聞こえたもんはしょうがないだろ。」
言い争いを始める二人。
「も−、いいから。」
さっきまで泣いてたあたしが、2人をなだめる羽目になってしまった。