【短】始まりは2月14日
Step2-恋の終わり-
親友とあたしと
次の日の朝、赤く腫れあがった自分の目をみて洗面所でため息を吐いた。
泣きながら寝たのは失敗だった。
氷で冷やしたけどもう遅くて、腫れた目のままあたしは今学校にいる。
「どうしたの?その目。なんかあった?
あっ!!もしかしてりょうさん?」
美紗は勘がいい。良すぎるのがちょっと困るけど。
心配してくる親友にあたしは全てを吐き出した。
「え?それって浮気とは限んないじゃん。」
変な事を言ってくる美紗に、あたしは首を傾げた。
「なんでよ。履歴みたんだよ?」