2.14‐先生‐
「ありがとな」
先生は受け取ってくれた。
顔を上げると
先生は笑ってた。
「これ、明葉の手作り?」
「まぁ一応…」
うぅー、恥ずかしすぎる。
「先生?」
「ん?」
あぁ~
先生の"ん?"って
言う時の顔がかなり
ドキドキするんだよね。
落ち着け自分!
「…家で食べてね?」
「なんで?」
先生はニヤニヤしながら
聞き返してきた。
「お願い!家で食べて?」
すると先生は
あたしに近づいて
小声で呟いた。
「先生大好きとか
書いてあんの?」