2.14‐先生‐
「ストレートすぎて
びっくりしたぞ。」
先生はまた笑った。
「ふふふ。
先生あたしの気持ち
気づいてたでしょ?」
「まぁ気づいてない
わけじゃないけど…」
先生が真面目な顔になった。
「明葉、オレは…」
「先生!」
あたしは自分が
ものすごく大声を
出したことにびっくりした。
「ん?」
先生は真面目な顔から
不思議そうな顔になった。
「先生、
何も言わなくていいよ。
ただあたしの気持ち
知ってくれれば
それでいいの。」
「明葉…」