2.14‐先生‐


「DNAを大量に複製
するための方法で…」


と先生は
あたしだけのために
わざわざ黒板に書いて
説明してくれた。



「…で、プライマーが
ここに結合することで
ダダーっとDNAが複製
されていくみたいな」



先生は本当に理科が好き。


すごくわかりやすく
楽しく教えてくれる。



「わかった?」


先生の爽やかな笑顔ー!


先生、反則だよ~



「明葉?」

先生に見とれてた!

「あっ…はい!
それでこの問題は
どうなるんですか?」


「んー?」

先生は再び問題を読む。



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