2.14‐先生‐
「これはこうなって
半保存的複製だから…」
また先生は黒板に書いて
詳しく教えてくれた。
「わかった?」
「はい、
ありがとうございます」
先生、かっこよすぎ!
そう思いながら
あたしは先生を見つめる。
「ところで明葉は
どこの大学受けるの?」
先生はふと聞いてきた。
「A大ですよ~」
あたしは元気に答えた。
「A大かぁ。
こうゆう問題は、
よく出るから覚えとけよ~」
「はぁーい」
するとキリよく
チャイムが鳴った。