初恋終愛。

隣の席



いつものように学校に着くと香が駆け寄ってきた。


「おはよう♪」


「香、あのね…」


私がいいかけたとき


「玉木さんおはよう!」


でた!


隣の席の人だ。


「おはよ?」


またも疑問系で返事をすると彼はにっこり笑って廊下に行ってしまった。


「野山隆太と仲良かったの?」


「野山隆太?」


「さっきの人。」


私は首を横に振った。


名前さえ知らなかったし。

「あっ、あのね…昨日…」


私が話そうとしたとき


「かおりー」


ドアの方から誰かが香をよんだ。


「健治!?」


香はそう言うと健治さんの所へいってしまった。


言いそびれちゃった…
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