初恋終愛。
授業中
また私はグランドを見つめる。
あっ
中倉さんだ!!
また鬼ごっこやってる。
私が中倉さんをみていると
「また見てんの?」
野山くんが話しかけてきた。
「うん。」
「外ばっか見てて楽しい?」
「うん、あのね、先輩達鬼ごっこやってるんだよ!」
私がそう言うと返事は前から返ってきた。
「玉木。
そんなに鬼ごっこがやりたいなら、やって来てもいいんだぞ?」
先生は眉間にしわをよせて言ってきた。
「ごっごめんなさい(汗)」
まわりから笑い声が聞こえる。
はずかしいよ…。
隣を見ると頑張って笑いをこらえてる野山くん。
「野山くんのせいなんだから。」
私は小声でそう言った。