【脱】男子敵対復讐令!
「バーカ」
あたしがとどめを刺した。
グサッ
あ、今、板垣のハートが大ダメージを受けた音がした。
「ねぇ、あんたら付き合ってんの?」
ユキナが普段あまり男の話をしないのはこいつのせいかな?って思ったけど
「ユキナさんと板垣さんは“ただの”幼なじみだって、ユキナさんが言ってましたよ」
という梓の返答でその疑問を黒板消しでさらりと消した。
「ま、今のお前じゃユキナの足元にも及ばないけどね。」
グサッグサッ
うおー、こいつ大丈夫か?
なんて言って、楽しんでいる自分がいる。
と思ったら急に奴が動き出した。