Love you...【短編集】
──ガラッ
幸い先生はいなかった。
わたしはベッドに飛び込んだ。
「ウッ…ェ…」
飛び込んだとたん、今度は涙が込み上げてきた。
わたしはなんて涙もろいんだろう。
何があっても泣いてしまう。
昔からそう。
嬉しいときも、
悲しいときも、
怖いときも、
怒ったときも、
いつも泣いてしまう。
うつ伏せになって、枕に顔を押し付けながら泣いていたら…。
──ガラッ
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