Love you...【短編集】
[美亜side]



わたしはまた、緊張した。

桐谷が…、
桐谷がわたしのことを【美亜】と呼んだ…。

それが嬉しくてしょうがなかった。



「美亜…?」


「なに?」


「これは…おぼえてる?」






「小学6年生のとき…俺らは また同じクラスになったんだ」


「うん…覚えてる」




「そして…」









「6年最後の日…隣の席だからって言って 手ぇ繋いで……」










「…お前にキスしたんだよ」

















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