ドキドキパニック
「あれ〜遅かったな?どこいってたんだ?」



『フッ…さぁな♪』



翔太がまだしつこく聞いてきたけど無視した。そして俺は勤務中にも関わらずパソコンで社員の個人情報が載っているファイルを開き調べ始めた。




ん?何で俺がこんなことできるのかって?

それは…



「社長室とかか?親父さんに呼ばれたのか?」



…これが正解。
意味分かった?


言ってなかったかもしれないが俺が今日から赴任してきたこの会社の名前は黒崎グループ。


つまり、俺の親父の会社。だから俺が何しようと、大丈夫って訳♪


ちなみに何で今日からこの本社にきたかというと、今まで何故か違う会社で働かされてたから。何か社会生活がどうたらこうたらで。
ちなみに俺が社長の息子ってことは翔太以外知らない。           『…ん、まぁそんなと…こ……』



適当に相づちしようとしたが、瀬野美優のを見た瞬間固まってしまった。





「おい?どうした?」




『へぇ〜…まぢか。』



「何が?」


『楽しくなりそうだ♪』

瀬野美優のことも分かったし。

「だから何がだよ!?ぁ、そういえば、忘れてないよな?」



『は?何が?』



「何が?ってお前の親睦会?」



何でお前まで疑問系なんだ?てか…すっかり忘れてた。


時計を見ると定時まであと30分弱。







はぁ〜…







だりーな…





俺は定時までの残り時間、仕事に打ち込んだ。










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