ドキドキパニック
2-2
課長side
1人で廊下を歩いている時、女の声がした。
『ー…。お見合い頑張りなさい!!』
見合いとか…こんな大声で言うなよ。一体誰だ?
声がした方を見るとそこには瀬野美優が。
瀬野美優は恥ずかしそうに下を向きながら隣のやつに怒ってる。
どうやら隣のやつが見合いだと大声で言った模様。
隣のやつは瀬野美優を見て笑ってる…いや、廊下にいる男性社員を見て笑ってる?
《おい、聞いたか?瀬野さんお見合いだってよ。》
《まぢかよ、俺瀬野さん狙ってたのに。》
《お前もかよ!?》
《俺、今日瀬野さんに話かけようかな。》
《はっ?ずりぃぞ。抜け駆け禁止!》
みたいな馬鹿な会話が次から次へと聞こえてきた。
なるほどな。
あいつは確信犯ってわけか。
わざとデカイ声だしたのか、で廊下にいる男で遊んでいる。当の本人なんて男達の会話と視線なんて全く気付いてない。
…男達の会話を聞いていると何だか胸がモヤモヤしたと同時にイライラした。瀬野美優を見てんじゃねぇよ。瀬野美優の話してんじゃねぇよ。
…何て一瞬思ってしまった。
…この感情は何だ?
1人で廊下を歩いている時、女の声がした。
『ー…。お見合い頑張りなさい!!』
見合いとか…こんな大声で言うなよ。一体誰だ?
声がした方を見るとそこには瀬野美優が。
瀬野美優は恥ずかしそうに下を向きながら隣のやつに怒ってる。
どうやら隣のやつが見合いだと大声で言った模様。
隣のやつは瀬野美優を見て笑ってる…いや、廊下にいる男性社員を見て笑ってる?
《おい、聞いたか?瀬野さんお見合いだってよ。》
《まぢかよ、俺瀬野さん狙ってたのに。》
《お前もかよ!?》
《俺、今日瀬野さんに話かけようかな。》
《はっ?ずりぃぞ。抜け駆け禁止!》
みたいな馬鹿な会話が次から次へと聞こえてきた。
なるほどな。
あいつは確信犯ってわけか。
わざとデカイ声だしたのか、で廊下にいる男で遊んでいる。当の本人なんて男達の会話と視線なんて全く気付いてない。
…男達の会話を聞いていると何だか胸がモヤモヤしたと同時にイライラした。瀬野美優を見てんじゃねぇよ。瀬野美優の話してんじゃねぇよ。
…何て一瞬思ってしまった。
…この感情は何だ?