ドキドキパニック
そして今はAホテルの前。

お父さんに事前に相手の名前を聞いておいた。


名前ぐらいは知ってなきゃ失礼でしょ?



名前は清水さん。
あたしより7つ年上ってことだけ聞いておいた。




ホテルの前にいると、



『あの、もしかして瀬野さんですか?』



いかにもエリート!!みたいな人が話かけてきた。
もしかして…



「清水さん…ですか?」



『はい、そうです。今日はよろしくお願いします。』


「あ、はい。お願いします。」



『立ち話もあれですし、ホテルの中、入りましょうか。』



そう言って、あたしはややエスコートされながらホテルの中へ入った。






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