ドキドキパニック
次の日、会社で涼ちゃんに質問攻めにあった。



『で、その清水さんとはどうなったの?付き合うの?』



「まだ分かんないよ。ただ昨日は食事して帰ったし。」



『な〜んだ。つまんない。』





そんなことを話ながら歩いていると、あたしはちょっとした段差に躓いた。



「キャッ…」





転ぶっ!!…





「…あれ?痛くない…」



あたしの体は誰かに支えられて、抱きしめられていた。



『大丈夫?』



そんな優しい声が頭上から聞こえてきた。






そこには…



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