ドキドキパニック


『何でそんな重要なことをあたしに話してくれてなかったの!?』



重要だったの?



「忘れてた〜。…てへ♪」



『可愛く言ってもダメ。でも…へぇ〜まさかあの課長がねぇ♪』



「まさか…?何が?」



『ううん、何でもない。まぁ今日…頑張りなさい♪』


何を?



「今日はお見合いないよ?」



『違うわよ!黒崎課長と。』



「あーそういえば涼ちゃん。あの人って課長だったんだね。」



『話そらしたわね?…知らなかったの?試作部に新しい課長が来たって大騒ぎだったじゃない。あんたも見たでしょ!?食堂で。』


あぁ〜!!
確かにそんなこともあったかも…



でも…まさかあの人だったなんて…






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