ドキドキパニック
割りと小さいバーなんだけど、凄く独特の雰囲気があるお店。
こうゆうバー、好きだなぁ〜
あたしが店内を見ていると
『気に入ってくれた?俺のお気に入りの店なんだ。』
と黒崎課長が言った。
…ここにあたし以外の女の人も連れてきてるんだろうな〜
黒崎課長モテるんだもん。当たり前だよね。
そんなこと思ってたら
『ここに連れてきたのは、瀬野さんが初めて。お気に入りの店だったから、いっつも1人で来てた。』
あたしの不安なんて、この人にはお見通しなの?
あたしの不安はどこかに消し飛んでしまった。
まるでさっきの、あたしは他の女の人とは違う…みたいな感じだった。
どうしよう…凄くドキドキしてる。
あたし黒崎課長にはいっつもドキドキしっぱなしだ〜
恥ずかしい〜!
コノキモチ…ナニ?