ドキドキパニック


『分かったから…もう泣くな。』



黒崎課長があたしを抱きしめた。




「黒っ…さ…き…かちょ…この…気持ちは…何なんですか?…すごく…つらい…」




黒崎課長はあたしをさっきよりも強く抱きしめた。



黒崎課長の香りに包まれる。







ずっとこのままでいたい。








なのに、黒崎課長はあたしを引き離した。








< 61 / 91 >

この作品をシェア

pagetop