ドキドキパニック
『異動…驚いた?』
「は、はい…」
『ごめんな…嫌だったか?』
「いえ、そんなことは…」
最初は嫌だと思ったけど、今は…
「課長…がいるし、いきなり異動なったのはびっくりしましたけど…今は嬉しいです。」
もともと希望していた部署だしね♪
『…そうか。』
あれ?黒崎課長何だか難しそうな顔してる。あたしが来ること嫌なのかな…
『じゃぁ来週には来れるよな?よろしくな。』
黒崎課長の声はいつもより低くて冷たい。
「………ッ…グス…は……ぃ…」
あたしは堪えきれそうにない悲しみを必死に隠して返事をした。
どうか…泣きそうなのバレませんように…
そう思っていたのに…
これ以上迷惑かけたくなかったのに。
『美優っ!?どうしたんだ!?』
どうして、気付いちゃうの………?