Clever LoveStory
*
潮の香りに誘われて、ふたりで波際を歩く。
「一つ選んだ、貝交換しよう!」ってみのりが笑うから、早速貝殻探しを始めた。
ん・・・?なんだあれ、光ってる・・・?
近くに寄ってよく見てみたら、それは小さな貝殻だった。
ピンク色の小さな貝。
まるでみのりみたいだと思った。
太陽にかざすと光が透けて、あの噴水と同じように七色に光る、とても綺麗な貝だった。
「航貴くん、見つかった?」
「うん、みのりは?」
「見つかったよ!」
「じゃ、『せーの』で見せよう?」
「うん、せーのっ!」
俺の手に光る貝。
みのりの手に光る貝。
「「・・・いっしょだ」」
潮の香りに誘われて、ふたりで波際を歩く。
「一つ選んだ、貝交換しよう!」ってみのりが笑うから、早速貝殻探しを始めた。
ん・・・?なんだあれ、光ってる・・・?
近くに寄ってよく見てみたら、それは小さな貝殻だった。
ピンク色の小さな貝。
まるでみのりみたいだと思った。
太陽にかざすと光が透けて、あの噴水と同じように七色に光る、とても綺麗な貝だった。
「航貴くん、見つかった?」
「うん、みのりは?」
「見つかったよ!」
「じゃ、『せーの』で見せよう?」
「うん、せーのっ!」
俺の手に光る貝。
みのりの手に光る貝。
「「・・・いっしょだ」」