Clever LoveStory
オムライスはあっという間におなかの中。
あんまり腹減ったって思ってなかったけど、多分緊張で次々スプーンを運んでいたからだ。
一人で納得してうなずくと、そんな様子を見て、またみのりはくすくすと笑った。

そうしている内に、みのりも食べ終わった。でも半分しか食べていなかった。
朝と比べたら元気がなくなってる気もする。

「みのり、大丈夫?」
「うん、ちょっと疲れちゃっただけ。ごめんね、迷惑かけて。」
「ううん、でも本当に大丈夫?」
「ちょっと休めば楽になるから。航貴くんに会えてはしゃぎすぎちゃったかも。」

平気そうな振りをしているみのり。
何もしてあげることができなくて、苦しくなった。
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