Clever LoveStory
「俺が守るから。みのりは絶対よくなる。絶対治るから。」
「・・・うん。」

抱きしめられたまま、みのりは頷いた。
もう一度ぎゅっと抱きしめたあと、ネックレスを渡した。

「宝物にする・・・ありがと。」
みのりはそう言ってまた泣いた。俺はみのりにもう一度キスを落とした。

病院までみのりを送る。
最後にもう一度キスをすると、みのりは幸せそうに笑った。

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