Clever LoveStory
朝のHRに先生と一緒に入ってきた、見知らぬ女の子。

「今日から、このクラスに転校してきた松下だ。松下、自己紹介して。」
「隣町からきました、松下美晴です。早く皆さんと仲良くなりたいです。」

パチパチと拍手が沸きあがり、松下は席に着く。
その席は俺の隣の席だった。

視線を感じ、チラっと見ると
「クロくんだよね、Cleverの。私クロくんの大ファンなんだ!」
と、笑顔で言ってきた松下。

「・・・その名前で呼ぶな。」

少しにらみつけて、先生の声を無視してそのまま教室を出た。
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