Clever LoveStory
「お前さ、俺がなんて呼ばれてるか聞いたんだろ?
俺に近づくのなんて、お前も『クロ』が『Clever』が目当てなんだろ?」
「わ、私はそんな・・」

言いかけた松下の口を自分の唇で塞ぐ。

「これでいい?大好きな『クロ』とちゅーできてよかったね。」

力を込めていた手を緩めると、松下は逃げるように走って行った。
俺は足音を背中で聞きながら、唇をぬぐった。
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